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スノーシュートレーニング

水曜日定休なので火曜日の建国記念の日と合わせると2連休になります。

 

でも山の天気はどこも荒れ模様、ということであまり高所じゃなく雪がたくさんありそうな富士見台高原へ行くことにしました。

 

こちらの富士見高原、ヘブンス園原スキー場から楽に行けるようですが、せいなの森キャンプ場から南沢山、横川山を経て富士見高原を目指します。

 

せいなの森キャンプ場から横川山までのルートは、樹木に雪が沢山ついたスノーモンスターとやらが見られるということでかなりの人気ルートです。

 

横川山から富士見台高原を目指すのは距離も長くなりあまり人気がなさそうです。

 

前回来たときは僕ら以外に先行者が一人いただけで、その時はその方のつけたルートのおかげで自分で道を探すこともなく足跡をたどって楽に進むことができました。

 

今回はどうでしょうか。

 

午前7時ちょっと前にせいなの森駐車場に着いたのですが、国道の空きスペースに車が一台駐車していて登山の準備をしています。

 

まさかと思いつつせいなの森駐車場方面へ侵入すると、駐車場前にはすでに数台の列ができていました。

 

ただちにバックで引き返し国道の空きスペースに停めていた車に並べて駐車し登山の準備を始めると、せいなの森の駐車場から車がどんどん戻ってきて空きスペースはすぐに満車に、あふれた車は国道に路駐し始めていました。

 

今日は天気も微妙だし登山者は少ないだろうなとおもっていたけどとんだ誤算です、登山者の車は次から次へと現れ、路駐の列はどんどんのびていました。

国道と言ってもこんな感じなので交通量はほとんどありません。

 

そそくさと準備をして登山開始です。

無事駐車場に停められた人たち。

 

数日前の山行ではここまでは除雪されたなくて進入できなかったようですが、除雪がだいぶすすんだようです。

二キロ弱で登山道入り口です。

 

ここまで除雪されていて、一番らくちんな人はここまで車で来られたみたいです。

 

ぼくは歩くのは好きなので遠い駐車場でもぜんぜん平気です。

帰り際に見た、あきらかに停めちゃだめだろうってところに停めているプリウスとハイエース、そんなに歩きたくないなら山なんか来ずに家にこもってればと思います。

登山口です。

 

ここからはアイゼンを装着して登ります。

 

なんなら最初からアイゼンでもよかったくらいです。

人気ルートだけに早々に渋滞にはまりました。

 

赤の他人たちの隊列が黙々と進みます。

 

赤の他人たちの隊列に追い付かれた人たちはすぐに道を譲ってくれるのに、この隊列のリーダーのおじさんは頑なに道を譲りません。

 

高速道路にもいるタイプですね。

 

前の女性の四人組も、たしか僕がアイゼンを装着している時に「私はゆっくりで」などと会話していたのに仲間と会話もせずに黙々と登り続けます。

 

楽しいのでしょうか。

 

これ、もう南沢山まで譲ってもらえないな、まあその先、富士見台高原までスノーシューで楽しめればいいかと、諦めかけたころに前を行く女性が「先行きますか?」と息も絶え絶え、「大丈夫ですよ、四人仲間ですよね?」と遠慮しようかと思ったけど、寧ろさっさと楽になりたいような気もしたので「じゃあすいませんお先に」と前に出るとその女性の仲間は次々と譲ってくれました。

 

そりゃそうですよね、すぐ後ろに大きなクマのぬいぐるみを背負った変なおっさんがいたら嫌ですよね。

 

まあ僕の後ろにも人は並んでいるのですが。

 

その後女性以外の方たちもすんなり譲ってくれましたが、リーダーだけは譲るというより休憩するといった感じで立ち止まってました。

 

高速道路でもいるタイプですね、ずーっと追い越し車線を走りつつけて寧ろなぜそのタイミングで左に寄ったのって感じの人。

 

リーダーを抜いた後は自分のペースでいい感じに進めました。

先行者が作ってくれたトレースをずんずん進みます。

南沢山到着です。

 

予想に反して青空&無風です。

 

でもここは目的地ではないのでスルー。

横川山から先は雪深く足跡も少な目、アイゼンではずぼずぼハマるのでスノーシューに換装、ここからが本番です。

こちらがスノーモンスター、これを見るために南沢山に来るようです。

 

奥には今から目指す横川山、その向こうにはたぶん恵那山ですね。

 

横川山には既に人影が。

横川山が近づいてきました。

 

トレースを見ると先行者は4・5人といったところでしょうか。

横川山山頂には3人の登山者が居ました。

 

標識らしきものはとくになさそう、埋まってるのかな?なのでスルー、次の富士見台高原を目指します。

 

ここからはいよいよ先行者なし、おもいっきりスノーシューを楽しめます。

道は全くわからないのでスマホアプリで現在地と登山ルートを重ねるように進みます。

 

こんなのどこを進んでも良さそうな気もしますが、道を外れると下が植物だったりして一気に腰までハマったりします。

これは道だよね、と気楽に進むと

突然腰まで埋まります。

 

脚を引き抜くと、植物にからめとられスノーシューが持っていかれました。

 

固定が緩かったようです。

樹氷。

 

僕はスノーモンスターよりこれくらいの方が好きですね。

横川山から歩いてきたトレースが見渡せます。

 

このときは気づかなかったのですが、南沢山で同じタイミングでスノーシューに換装していた女性に追い上げられていました。

 

女「トレースがあれば富士見台まで行くつもりです。」

 

と言っていたので追い付かれないように頑張らなければいけません。

 

先頭死守。

目指す富士見台はガスの中です。

もふもふのトレースなしの道を行きます。

南アルプスの何かが見えています。

富士見台高原到着です。

 

残念ながらガスの中です。

来た道。

 

ちょっと下の方は晴れてます。

反対方向。

 

こちらはヘブンス園原スキー場のロープウェイを利用してくる人が結構います。

風も強いし景色もないのでさっさと帰ります。

振り向くとちょっとした晴れ間に、変な現象が。

 

レンズのせいでしょうか。

スノモンとんねる。

下山すると晴れる法則。

 

不思議ですね。

 

みんな360度パノラマの景色を楽しんでいることでしょう。

僕が作った間違ったトレースです。

 

植物の上なのでかなりズボズボ大変でした。

 

南川山から富士見台高原を目指す人は他にはいないと思っていたけど、意外に10人近くの人たちが僕の作った間違ったトレースを頼りに歩いていました。

 

なんかすいません。

だいぶ戻ってきました。

 

横川山の頂上にはたくさんの人が居ます。

 

まさかこんなところに知り合いが居るとわ。

 

右奥に見えるのは中央アルプスの何かでしょうたぶん。

 

スノモンのかまくら。

横川山直前まで戻ってきました。

 

ちょうど風もなく日も当たって快適だったのでしっかり休憩、腹ごしらえです。

 

富士見高原は完全に晴れてますね。

 

右側の恵那山は雲の中です。

 

腹ごしらえを済ませ帰路に。

 

沢山の登山者のなか横川山を通過しようとすると

 

「くまちゃん」「あ、くまちゃん」「くまちゃんかわいい」「あれかしまさんじゃない?」

 

え?

 

聞き間違いだろとそのまま歩き続けると

 

友「かしまさん?」

 

よ「え?」

 

振り向くとつい先日鈴鹿山脈の雨乞岳に一緒に行った友人が休憩していました。

友人は三人組で来ているようです。

 

帰りは一緒に帰ろうと言われたけど断固拒否して先を急ぎます。

スノモン越しの御嶽山。

スノモン越しの中央アルプス。

急いで帰ります。

南沢山のスノモン。

下山。

 

今日は最高のスノーシュートレーニングになりました。

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コメント: 2
  • #1

    さお (土曜日, 15 2月 2025 08:39)

    あんなとこで「よ」に会うとはビックリでした�‼️ 「よ」との奇遇が楽しい山行きになったよ�️� しかし絶景だったね…

  • #2

    鹿島 (土曜日, 15 2月 2025 12:32)

    さおさん、よってなんですかよって、鹿島でいいですよ。
    まさかあんなところで知り合いに会うとはびっくりしました。
    下山時間は僕の倍ほどかかっているようなので次回の山行までしっかり鍛え直しておいてください。