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入道ヶ岳、鎌ヶ岳

本日の山行は鈴鹿山脈の入道ヶ岳です。

 

入道ヶ岳は山頂に鳥居が立っていてかっこいいんです。

 

行ったことは無かったのですが。

 

これ、今年の初日の出登山は鳥居越しに日の出を見るのがいいんじゃない?ということで予行演習で行くことにしました。

 

午前7時に自宅を出発、ほぼ高速道路使用で鈴鹿パーキングエリアのスマートインターチェンジを出て数分なので、出勤の車や運送のトラックが多くて混んでいても一時間弱で登山口の駐車場に到着です。

 

これは自宅から一番楽ちんに登山口へたどり着ける山かもしれません。

駐車場到着です。

 

椿大社の第3駐車場が登山者に解放されているようです。

 

こちらの駐車場、元旦はどんな感じなのでしょうか。

 

椿大社は鈴鹿市では初詣人気NO1らしいのでちょっと心配です。

 

早朝なら大丈夫だといいのですが。

 

今日は平日なのでガラガラです。

 

それでも先行者が3台分いらっしゃるようです。

紅葉がいい感じの椿大社です。

 

午前8時、閑散としていますがちょうど開店の準備をしているようです。

 

この椿大社は名物の草餅が有名、、、ではないけど名物としてあるようなので帰りに購入していくつもりです。

舗装路を数分歩いて分岐に来ました。

 

今日はこちらの北尾根コースで登り、左側の二本松コースで下りてくる予定です。

 

北尾根コースは最初から結構高度を稼いでいく感じになります。

人気の山なのかすごく整備されていて、道を地図で確認しなくても迷うことがないです。

入道ヶ岳頂上の鳥居が見えてきました。

 

絵になりますね。

 

そういえば頂上の標識はかなったですが、本当にあそこが頂上なのでしょうか。

午前9時30分、入道ヶ岳登頂です。

 

いろいろな角度で写真撮影していると、鳥居の向こうに人影が現れました。

 

そこが道だとは思わなかったのでびっくりしました。

 

考えてみたら鳥居の正面が道なのは当然ですね。

 

入道ヶ岳頂上は強風のためTEDの設置は難しそうなので、入道ヶ岳に登って物足りなかったら行こうと考えていた鎌ヶ岳に向かうことにします。

あちらが鎌ヶ岳です。

 

近く見えますよね?

 

近くないですよ、これiPhoneの5倍ズームで撮っていますから。

実際はこんな感じです。

 

遥か彼方ですね。

 

まあでも僕ならいける!と軽い気持ちで進んでしまいました。

 

ちなみに鎌ヶ岳は、鈴鹿の槍と言われるくらいまあまあ危険山だそうです。

 

たしかにかなり尖っていますよね。

 

鈴鹿の槍の右に見える丸いのは御在所岳です。

鈴鹿の槍に向かう途中、と言っても鳥居からすぐのところですが、椿大社の奥宮というのがありました。

 

こんな山奥にあるとなんかご利益がありそうな感じなので、100円で社長とねろ様の健康をお祈りしておきました。

鈴鹿山脈って岩がごつごつしているイメージですがなんか巨大な岩が現れました。

上にあがってみると真っ二つに割られています。

 

名のある空手家か炭治郎が籠っていたのでしょうか。

 

あ、これ、この岩を見た時から温めておいた会心の鹿島ジョークです。

 

伝わる人にだけ伝わればいいです。

入道ヶ岳から鎌ヶ岳へのルートはまずイワクラ尾根水沢峠を目指します。

 

水沢峠はみずさわ峠じゃなくすいざわ峠と読むそうです。

 

初見で読める人皆無ですね。

 

水沢峠からは鎌尾根を通って鎌ヶ岳に登ります。

 

はい以前にも言いましたが『槍』『劔』『鎌』が名前に入る山は危険です。

 

とはいえ所詮鈴鹿山脈、標高1000m前後の山でそんな危険なところはないでしょうと思っていました、鎌尾根を通るまでは。

こんな感じの急登を登ったり下ったりを繰り返し。

 

これはまだイワクラ尾根です。

午前10時50分、水沢峠到着です。

 

長かった。

 

地味なアップダウン、といってもこれ帰りに登り返すの嫌だなと思わされる長い急な下りに心折れそうになりましたがなんとかここまでたどり着きました。

 

登山開始してから約3時間が経ちます。

 

ここで引き返しても単純計算で約6時間、今日は午後から車のタイヤを冬用タイヤに交換したいなと思っていたのですが、、、もうここまで来たら行くしかありません。

入道ヶ岳鎌ヶ岳の中間地点くらいでしょうか、鎌尾根の全容が姿を現しました。

 

なんか途中やばいトキトキがありますね。

 

まさかあそこは登らんだろうと思いつつ先へ進みます。

なんかすごい音が!と思ったら旅客機が結構近いところを飛んでいきました。

 

セントレアへの空路になっているのでしょうか。

いよいよヤバいのが目前に迫ってきました。

 

あれの上を通過するなら引き返し決定ですね。

さすが鎌尾根、文字通り切り立っています。

 

午前11時22分、まだまだ鎌ヶ岳は遠いです。

 

午前12時を過ぎるようだと、引き返すことも視野に入れていけない時間帯ですね。

 

暗くなった山は歩きたくありません。

危険なトキトキは左から巻いていくようでした。

 

一安心です。

それでも結構な急登、、、っていっても画像では全く怖さが伝わりませんね。

 

残念。

午前11時36分、だいぶ近づいてきました。

 

これならなんとか12時前には鎌ヶ岳に取りつけそうです。

鎌ヶ岳は目前に迫っています。

 

でも真っすぐは向かっていけないので、ここからまたアップダウンを繰り返しつつ向かいます。

あとその右側のトキトキへ行って一度下れば左側の鎌ヶ岳へいけるのですが、とても僕の力量では下りられるとこがありません。

 

右へ下りるのは切り立っていて完全に無理なので、

左へちょっと下りてみるも無理でした。

 

せっかくちょっと下りたので、こんな怖いとこを下りようとしたよ的な画像を撮影しようとしてたら、本当に恐怖で動けなくなりました。

 

うーん、これも画像じゃ伝わらないなーこの高度感。

 

残念。

 

まあこの時すでに道を間違えていて、ちょこっと戻ったところに楽に下りられる道がありました。

午前11時56分、鎌ヶ岳直下到着です。

 

時間ギリギリでした。

約10分程で鎌ヶ岳登頂です。

 

あっさり登頂でした。

 

鎌尾根が怖すぎて、鎌ヶ岳はぜんぜんイージーでした。

隣には御在所岳のロープウェイが見えています。

 

あそこまで縦走して御在所名物カレーうどんを食べて下るのも楽しそうですね。

鎌ヶ岳は微風だったのでTEDを設置して撮影会です。

 

うん、満足。

自宅方面を望むと、朝走ってきた新名神高速道路がよくわかりますね。

 

左奥に迫っているのは行きつけの多度山ですね。

さて来た道を戻ります。

 

遠いな。

鎌ヶ岳からの下りです。

 

こんな感じなので気をつければ全然怖くないです。正面に見える鎌尾根の方がよっぽど怖いです。

 

改めて画像でみても怖そうですね。

往路で下りてこようとした断崖ですね。

 

木曽駒宝剣岳をクリアした僕でも全然無理でした。

 

まあただ単に道間違いだったのですが。

往きは結構怖かったとこでも帰りは意外に平気、慣れたのか向きの問題なのか。

復路は景色を楽しみながら帰れました。

 

時間があれなのでかなり急ぎ気味でしたが。

往復してみた結果、入道ヶ岳から鎌ヶ岳より、鎌ヶ岳から入道ヶ岳の方が楽しめる気がします。

きのこ岩

 

砂でズルズル滑ってどこを登っていいかわかりません。

往きには気づかなかった水沢岳

午後1時30分、水沢峠まで戻ってきました。

 

ここまでは気持ち的にきつい所で、この先は体力的にきつい所です。

 

ですが、なんとか明るいうちには下山できそうです。

午前2時20分、延々と続く地味なアップダウンをクリアして入道ヶ岳まで戻ってきました。

 

結構つらかったです。

 

登りより下りの方がつらい感じです。

鳥居まで来ると、朝の爆風とは打って変わって微風だったのでTEDを設置して撮影会です。

 

外に人は居らず貸し切り状態でした。

そんに寒くないので最後の下り前に抹茶ラテで休憩。

ここは風がないとほんとうにのんびりしたくなる場所です。

眺めも最高。

とはいえそうそうのんびりもしていられないので名残惜しいですが下山します。

下りは二本松コースで。

 

午後3時34分二本松登山口入り口です。

 

あとは舗装路を下るだけ。

 

明るいうちに下山できてよかった。

ただ時間が遅くなったせいで、2軒あるお土産屋さんは草餅は売り切れてました。

 

たぶんそもそも量をあまり作っていないのでしょう。

 

草餅は次回に期待です。