引き延ばし作戦はここまでにします、よろしくお願いいたします。
えーっと、前回で鳴沢岳まで行ったんでしたっけ、そうですね。
撮影会を終え、のんびりカップ麺を食べていると劔岳?上空からプタプタ音がしてきました。
ヘリです。
2機も。
探索でしょうか、怖いですね。
なんか樹木と雲がいい感じなので撮影。
立山もこんなに近くに。
左下にある人工的な構造物はなにかな?と思っていましたが、どうやら駅のようですね。
こちらを見るとどうやら立山ロープウェイの駅で大観峰らしいです。
あそこから山を突き抜けて室堂へ行くんですね。
こちらは今から僕が進む道、一番右側の赤沢岳から長い稜線を歩き、トキトキごつごつスーパーハードモードのラスボス、スバリ岳と針ノ木岳です。
近づくにつれ、あ、針ノ木岳さんちょっとやばいかも、これ登れずに引き返したらいろいろやばいよな、時間的にも体力的にも食料的にも遭難ですよね、などと考えつつ進みます。
ここで雲海が晴れ、扇沢駅が姿を現しました。
あれ、意外に近いじゃん、こちらからの下山はすぐだね大したことないねなどと考えていました。
いえ、実際は絶望的に遠くて、暗くなるかならないかぎりぎりでドキドキしながら帰ったのです。
赤沢岳登頂からの撮影会です。
ここでも雲一つない青空です。
そしていよいよラスボスのスバリ岳と針ノ木岳に向かいます。
針ノ木岳から下って針ノ木小屋のある針ノ木峠を経て下山するのですが、時間と体力に余裕があったら蓮華岳まで行きたかったのですが、時間も体力も気力もありませんでした。
蓮華岳へは積雪期に針ノ木雪渓を楽しみつつ目指すことにします。
遠目には気持ちの良さそうな稜線だったのですが、いざ歩いてみると結構ハードな稜線を進んでいるとスバリ岳が迫ってきました。
手前のやつじゃなくて奥のやつですよ
聳え立っていますよ。
あ、これはダメな奴だ、これやばい、なにこれほとんど直角じゃん!どうしよう、ここから引き返すってホント無理だよね、あー、怖いの後回しにするんじゃなかった、前半なら引き返すこともできたのに!などと考えつつ進みます。
アップで見ると尖ったやつの右側に標識みたいなのが立ってますね。
そしてジグザクの道が見えているので、あそこを通過しなくてはいけないのですね、などと絶望的な気持ちで進みます。
道も結構崩れていたりします。
ここはここで危険。
ここもそう遠くない未来に崩落することでしょう。
だいぶ近づいてきました。
すごい迫力です。
最後の難局を控えて、来た道を振り返ります。
赤沢岳です。
結構怖かったんですけど画像では伝わらないですね。
そして目指すはこちら、スバリ岳頂上です。
うんこの迫力は画像でも伝わりますね、うんこの迫力じゃなくて、この迫力。
あとちょっとです。
この辺りザレていたり浮石だったり結構歩きにくいです。
周りに人がいたら落石に相当気を遣うところですね。
ヘルメット必須です。
針ノ木小屋の向こうに富士山が見えています。
最後意外にあっさり登頂して撮影会です。
そして最後の難関、針ノ木岳を目指します。
距離的には短いですが、こちらもスーパーハードな感じです。
なんか疲れていたのか途中全然撮影をしていなくて、再び壁のような頂上直下、あとちょっとです。
針ノ木岳登頂です。
後ろには歩いてきた稜線。
なにやらダム湖がとてもきれいです。
今から下る道の向こうに蓮華岳、いやぁ行きたかったなぁ全然無理だけど。
黒部ダム湖越の立山連峰、これを見たかったんですよ。
いつまでも見ていられます。
いつまでも見ていられるとはいえ、時間はすでに午後2時近く、急いで下ります。
針ノ木岳から針ノ木小屋へ向かうのは暖かそうな稜線を行くのではなく、左側斜面を進むのがルートのようです。
結構な積雪です。
積雪だけなら気を付けてなんとか下れますが、歩く道だけなぜか凍結していたりします。
凍結はダメです、気を付けても滑ります。
仕方ないのでチェーンスパイク装着、ただの重りだったのがここからは大活躍です。
一緒に持ってきたピッケルとアイゼンは最後まで重りです。
針ノ木小屋の向こうに蓮華岳。
今回は針ノ木小屋から左へ下っていきます。
奇麗な景色を堪能できて大満足です。
相変わらずなぜかそこだけ積雪&凍結している、なおかつ崩壊している道を進みます。
稜線から扇沢駅を見た時、かなり近く感じたのであとちょっと!とがんばって進みます。
近くに見えた扇沢駅はとても遠く、なんとか登山口に16時30分、辺りは薄暗くなっていました。
暗くなる前に下山できてよかった。
スタート時のヘッドライト使用は平気ですが、ゴール時のヘッドライト使用はとても不安になるので明るいうちにゴールしたいです。
扇沢駅も閑散としています。
売店に寄ろうと思っていたけど、売店の営業時間は16時30分までなのでスルーです。
扇沢駅から見上げる爺ヶ岳?が夕焼けで赤く染まりきれいでした。
おしまい。
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