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富士山クライムラン

富士山クライムランに出場してきました。

 

富士山クライムランとは、富士の銘水スタジアムから富士山合目まで約12km、標高1100mから2300mまで1200mを登り続けるマラソンです。

 

マラソンと言っても舗装路は前半の8kmで残り4kmは一応登山道を走ることになります。

名古屋から新東名でスタート会場の富士吉田市を目指します。

 

道中はずーっと雨で、予報は一日曇りだったけどまさか雨の中を走らされることになるのか?と思っていたらちょこっと晴れ間が出てきました。

スタート会場の富士の銘水スタジアムにつくころには雨は完全に止んでいました。

 

雲のせいで富士山はまったく見えません。

 

目の前にあるはずなのですが。

受付に来ました。

 

テントを低めに設営しているのでしょうかなんか大きさがおかしいです。

 

今回2000人出場で100人ずつが3分毎にスタートするウェーブスタートです。

 

なぜか僕は18ウェーブ、スタートした途端に前に1700人以上が走っていることになります。

 

トレイルランの大会なら山道に入ってしまうと抜くのも抜いてもらうのも大変なのでありえないのですが、この大会はマラソン大会です。

 

マラソンランナーはトレイルランナーと違ってみんなレベルが高くて速いイメージですし、8kmまでは普通の舗装路を走るのでそんなに影響はないと思っていました。

富士山がちょっと顔を出しました。

 

なんか上の方が白くないとちょっと汚い山にしか見えませんね。

受付をすまして、キッチンカーで腹ごしらえです。

 

もものスムージー650円、美味しかったです。

 

スムージーと言えば、セブンイレブンへ行ったときは必ずスムージーの棚を確認するのですが、もう一か月以上メロンスムージーは見かえません。

 

もう二度と食べられないのでしょうか。

受付でもらったゼッケンと計測チップを装着します。

 

白い大きいのはシールになっていて、ゴール後もらう荷物入れのビニール袋に貼り付けるのですが、荷物の受け取りはゴール地点から2.4km離れたバス乗り場へ行かないともらえないらしいので、今回登った道を走って下りてくる予定の僕らには必要ありません。

 

着替えは背負って走ります。

参加証のパーカーです。

 

背中全面にロゴが入っています。

 

恥ずかしくて着る場所を選ぶ品ですね。

スタート時間50分前、軽くアップをして身体をあたためておきます。

 

短いレースなのでいきなり高強度で走りだすと50代は死んでしまうかもしれませんので。

最初はなんか全然身体が重い、今日はだめかな?と思っていたけど、10分ほどジョグをしているとまあまあ動くようになってきました。

スタート後、スタジアムのトラックを一周してから一般道へ出ていく感じです。

 

トラックを走るスピードを見るとみんなかなりゆっくりです。

 

普通のマラソン大会なら速い人は1キロ3分そこそこで走りそうなのですが、見ていると早い人でも4分くらい、平均すると5分以上はかかっている感じです。

 

ここで10ウェーブくらいなので、速い人は最初のウェーブでスタートしたのでしょうか。

ようやく18ウェーブです。

 

隣の人は怒っているわけではありません。

 

いつもこんな顔です。

 

別々に申し込んだのになぜか同じウェーブ、ゼッケンが1番違いです。

 

いったいどういう基準なんだろう。

いろいろあってゴールしました。

 

富士山は見えません。

 

着替えて仲間のゴールを待ちます。

ちなみにタイムは1時間40分で2000人中228位です。

 

まあまあいい方だと思います。

 

舗装路区間は376位で山岳区間は158位だそうです。

 

舗装路区間では1300人くらい抜いて山岳区間で200人くらい抜いた感じでしょうか。

 

まあ実際はウェーブとかあるのでそうはならないでしょうが、おおざっぱな感じで。

 

山岳区間は登山道だけに抜きにくい箇所とかあり、並んで歩いている人たちを抜くのが結構大変だったので前の方のウェーブだったらもうちょっと順位を上げれたかもしれません、わかりませんが。

ゴール手前はこんな感じの舗装の上りです。

 

たまにゴール手前で猛ダッシュをする人がいます。

 

この大会で2時間を切ると、同じ場所で行われるけど歴史の長いもっともっと本気なランナーが集まる富士登山競争の頂上まで走るコースの出場権を得ることが出来るそうなので、それを狙ってのことだと思います。

 

その頂上までコースの出場権は、通常同時に行われる五合目コースで2時間を切ることで得られます。

 

ただ富士登山競争のスタート地点は富士山クライムランのスタート地点より数キロ遠い富士吉田市役所です。

 

ですので富士登山競争で出場権を得るより、この富士山クライムランで出場権を得る方がかなりイージーだと思われます。

みんな無事にゴールしました。

下る前にお腹がペコペコなので富士山が閉山しても通年営業の佐藤小屋で腹ごしらえです。

 

こちらのお店、入ってみるとトレイルランナー界の有名人が店員さんをしていました。

こちらの方は女性トレイルランナーでたぶん日本一の方です。

 

近くで見ると脚なんか枯れ枝の様に筋張っていました。

 

ほぼ毎日富士吉田市役所付近から走って通っているそうです。

 

すごすぎます。

こちらではプリントコーヒーセットときのこ汁を頂きました。

とても美味しかったのですが、きのこ汁を食べた後にコーヒーとプリンを頂きたかったので、

 

よ「きのこ汁と後でプリントコーヒーセットを!」

 

と頼んだのですが、寧ろプリンとコーヒーの方が先に出てきました。

 

この店員さん人の話を聞かないタイプの様です。

 

腹も満たされたので、まだ上ってくる選手を応援しつつ下山です。

たぶん3時間の時間制限は間に合いそうもないですが、まだ上ってくる選手がいます。

 

相当辛そうですが、応援するとほとんどの人が笑顔で喜んでくれます。

 

極まれにうっとうしそうにする人もいますが。

馬返しの鳥居まで下りてきました。

 

こちらには山小屋があり、遅れた仲間を待つ間山小屋のおじさんと話をしていたのですが、

 

お「2時間は切れたの?」

 

よ「はい、二人とも切れました。」

 

お「じゃあ来年は山頂コースだね!」

 

よ「いえ出ません。さすがに金曜日レースの前日受付必須だとなかなか難しいですね。」

 

お「じゃあなんでこんな大会出たの?!」

 

あ、そういえば佐藤小屋のトップトレイルランナーにも同じことを言われたんでした。

 

二時間を切って山頂コースに挑むなんて気はさらさらなく、平地を走るより登り続ける方が楽しいので出ただけなのですが、、、

中の茶屋まで下りてきました。

 

ここでコーラを飲むつもりでしたが、ここは食堂のみで売店はないようでした。

無事スタート会場まで戻ってきました。

 

ここでコーラを飲むつもりでしたが、コーラもドクターペッパーも売り切れでした。

 

みんな欲するものは同じなんですね。

 

シャトルバスで帰ってきたくせに。

仕方ないので会場で無料で振舞われる吉田うどんを頂きます。

 

こちらの吉田うどんは以前自転車のヒルクライムに参加した時も無料で振舞われていたのですが、相変わらずまずいです。

 

なんだろう、うどんが粉粉していてもうちょっと茹でた方がいいのでは?という感じです。

 

無料だから適当なのか、お店でこれが出てきたら激怒するところです。

最後にもう一度スムージーを頂いて会場を後にします。

 

結局富士山は一度も全容をあらわしませんでした。