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乗鞍岳

今回の山行は長野県と岐阜県にまたがる乗鞍岳へ行ってきました。

 

おっ、乗鞍岳は一応北アルプスになるんですね、知らんかった。

 

乗鞍岳とは剣が峰(3026m)を最高峰に23の峰と7つの湖、8つの平原からなる中部エリアを代表する山だそうです。

 

一度、積雪期に行ったのですがとても登りやすい山でした。

 

強風が無ければ。

 

こちら、積雪期以外は3000m超級の山でありながら、2702m地点までバスや自転車で行けるということで木曽駒ケ岳と並んで超初心者向け、登山というよりハイキングと僕の中で勝手なイメージがあるところです。

 

まあどちらも頂上まで行こうとしたら結構危険で、子供を連れて行くのはちょっと怖い感じですが。

 

ぼくはもちろんバスなど使わずに、標高1654m地点のすずらん橋登山口に車を停めて頂上を目指します。

自宅を朝3時出発、6時30分登山開始予定でしたがなんか目が覚めてしまい、朝1時30分出発、5時登山開始となりました。

 

駐車場に着くと先客が2台です。

 

ちょっと前に通過した畳平バスターミナル行のバスの乗り場にはかなりの車が停まっていました。

 

始発は7時なのに。

 

しかも平日なのに。

登山開始です。

 

最初のうちはゲレンデを走りますが、すぐに登山道に入ります。

 

積雪期に来たときは、夏道と違ってほとんどゲレンデを登って行ったのでぜんぜん違う山に来た感じがします。

登山道を登っていくと、時折舗装路に出ます。

乗鞍スカイラインを経由しつつ登ります。

 

舗装路から登山道へのとりつきが結構わかりにくいので、地図アプリで確認しつつ気を付けてすすみます。

見逃して通過してしまうと斜度は緩くなるけど距離がだいぶ長くなる舗装路をバスにおびえながら進むことになります。

約1時間半で位ヶ原山荘まで来ました。

 

頂上は雲の中です。

よく見るとはるか上の方に道路が見えています。

 

これからあそこへ真っすぐ登っていくわけですね。

 

うんz、、、ワクワクします。

水が豊富な山の様で、道なのか川なのかわからないような歩きにくい登山道を進みます。

こんなところも。

 

ここらでいつの間にか積雪期に通った道と合流していたようです。

 

もちろん見覚えはありません。

ここは覚えています。

 

風景は全然違いますが、建物に見覚えがあります。

 

写っていませんが。

 

冬場と夏場では風景がまったく違いますね。

撮影方向が反対ですが、積雪期はこんな感じです。

 

岩がゴロゴロしているところより歩きやすかったです。

7月末で多少雪が残っています。

 

7時15分、始発のバスがまだ上がってきていないので居ませんが、この汚い雪を求めてスキーヤーが来るようです。

 

ここらから風がかなりきつくなってきました。

 

でもぜんぜん寒くないです。

肩の小屋まで来ました。

 

完全に雲の中です。

 

天気は回復の予報なので期待しつつ進みます。

ダメでした。

 

ガスで真っ白なうえに立っていられないほどの強風です。

 

気温も低くかなり寒いです。

 

直前に開店前の頂上小屋で小屋の人に会ったのですが

 

小屋「すごいねー!」

 

よ「え?」

 

小屋「恰好が」

 

よ「ちょうどいいです。」

 

小屋の人はダウンジャケットを着てました。

 

はい、やせ我慢でした。

 

実は手がかじかんでます。

 

ガスが晴れるのをちょっとだけ待ってみましたが、あまりの寒さでつらいので諦めます。

瞬間的に晴れたりはしたのですが。

 

残念です。

強風でふらつきながら頂上を後にします。

 

8時4分、ちょうど始発のバスの登山者が登ってきだしました。

 

平日なのに結構な人数です。

20分ほどで肩の小屋まで下りてきました。

 

中には結構な人が居ました。

 

食事でもできるんでしょうか。

汚い雪にもスキーヤーが現れだしました。

ガスで視界のない中地図を見ながら進んでいると、ガスが晴れて畳平バスターミナルが見えてきました。

 

今日はバスターミナルのレストランでご飯を食べるつもりで荷物を減らしてきています。

 

なんなら水もここで補給するつもりで1.5リットルしか持ってこなかったけど、手がかじかむほど寒いので水はまだ1リットル以上残っています。

畳平バスターミナルです。

 

続々とバスがやってきます。

気温は8度です。

 

頂上の極寒を体験してきたので、これくらいは全然平気です。

レストランです。

 

まだ9時前だからほかに食事している人は居ません。

きつねそばと味噌こんにゃくを頂きました。

 

水は有料なので我慢します。

お腹が満たされたので魔王岳をめざします。

 

登っている人は少ないし、名前が名前だけに大変山かと思いきや難易度最弱、子供やお年寄りにも登りやすい山になっているそうです。

頂上かな?と思ったらこちらは魔王園地というらしいです。

あちらが魔王岳頂上です。

 

うん魔王っぽくない。

魔王岳登頂です。

 

完全に名前負けしてますね。

 

そして次に目指すのは大黒岳、のその先の道なんですよね。

 

ヤマップでルートを決めるのにほかの方の山行を参考、、、さんこうをさんこう、、、フッ、にするのですが、直前にいった人の山行で、とてもきれいな風景があったんですよね。

 

これは乗鞍岳へ行くときはマストだなということで最終目的地としました。

あの奥が大黒岳になります。

 

再び乗鞍スカイラインを横切り、、、平日なのにたくさんの自転車の人が走っていました。

 

ぼくも坂道は好きな方だけど、ここに自転車で来るならランニングの方がいいですね。

 

長く苦楽しめますので。

お花畑にイージー登山者が増えてきました。

 

外国人のツアーみたいな人たちもいるようです。

大黒岳登頂です。

 

ここからの眺めもいいのですが、目的はさらに奥です。

 

結構ここで引き返す人もいるみたいですね、もったいない。

頂上からちょっと進むとこんなです。

こんなですよ!どうですか?!そうですかそうでしょう!!

 

頂上で眺望がなかった今日一番の景色です。

ほら、なんか天空への道みたいな。

逆から見るとこんな感じです。

 

今日は満足しました。

再び乗鞍スカイラインに出て登り返します。

再び剣が峰です。

 

頂上は相変わらずガス&強風の様ですね。

僕も朝の登った肩の小屋への道を中国人のツアーのような人たちが登っていきます。

 

こんな時間から?と思ったけど、まだ10時でした。

汚い雪のスキーヤーも大分増えてます。

 

まだまだ一日これからですものね。

 

ぼくはもうあと下るだけなので長い一日だったって感じですが。

正午下山、早朝から動くと終わる時間も早いです。

 

時間に余裕があるので近くのお風呂に入って帰路へ。

 

剣が峰は残念だったけど、今回もいい山行でした。