久々のトレイルランニングの大会に参加してきました。
長野県の上田市、菅平高原で行われた第17回スカイライントレイル菅平です。
タイトルのスカイラインってどういうこと?と思ってググったら『空を背景とした山岳や建築物の輪郭線や地平線』ということらしいです。
うん、天気がよければぴったりなネーミングですね。
菅平高原、名古屋からだと車で4時間ほどと、とても遠いです。
遠出するときは事前に道中寄る場所を調査するのですが、見て楽しい場所や食べて美味しいものは皆無でした。
高速道路を下りて一般道でかなりの山道を上って先に菅平高原はありました。
菅平高原へ入ると、まだスタート2時間前だというのにランニングをしている人がチラホラ、どんだけやる気だよ!と思いましたが、どうやら彼らは大会とは無関係の人たちだったようです。
菅平さんは自称スポーツ合宿の聖地ということらしいです。
まずは受付なのですが、受付へ向かうと選手のみなさん手に小さな紙を持っているようです。
よ「あれ?受付なんにもいらんよね。」
同行「はがきが来たよ、一週間くらい前に。」
いや、そんなの見てません。
ということではがきを忘れた人用受付へ。
忘れたんじゃないのですが。。。
無事受付できました。
ちなみに
はがきは冷蔵庫に居ました。
帰宅したら
社長「よーさん、これいらんかったの?」
よ「…!こんなとこにあったんか!!」
社長「見りゃわかるでしょう!!」
という感じでした。
53年間そんなとこ気にして見たことないです。
開会式です。
なんかいきなり暗い話、苦労話みたいなのをされて雰囲気が暗くなっていました。
もうすぐスタートです。
コースの先導は白馬に乗った忍者がしてくれるそうです。
いつものように最後尾からスタートです。
みなさん速そうなのでスタート時はこの辺りが落ち着きます。
スタート後まもなくトップを先導していた忍者が戻ってきました。
みんな大喜びで手を振っています。
スタートしてから舗装路を約2kmほど走ってから、スキー場のゲレンデを登っていきます。
ほとんどの選手が大股で歩いていますが、それだと脚が疲れて後半まで持たない(個人の感想です)のでとにかく脚を前に出さない意識で小股でパタパタ走って、小屋の建っている大松山を目指します。
登り切って記念撮影、スタート地点が見えます。
雲の中にはねこ岳とこねこ岳が居るはずなのですが雲で見えません。
選手がだいぶばらけ、前後にあまり人が居なくなったのでここからはスピーカーで音楽を鳴らしつつ走ります。
気持ちよく走って、中盤約15km付近です。
ここらもゲレンデを走る感じで、気持ちよく走れます。
うそです。
もうヘロヘロで脚は痛いし、水をなるべく節約したせいかちょっと脱水症状な感じです。
ここからねこ岳登山口へ向かう道中女性にすごい勢いで抜かれたのですが、たしかちょっと前を走っていて離された方だと思ったのでちょっと不思議だったのですが、彼女が野糞でもしている間に抜いたのかな、追い付いたら聞いてみようかなと思ったのですが、すぐに視界から消えました。
もうすぐねこ岳頂上です。
この区間はぜんぜんエイドステーションがなく途中で水分補給ができないので、ねこ岳登山口にある最後のエイドステーションでボトルに水を満タンにして挑みました。
でも足りませんでした。
両ふくらはぎが攣って全く走れません。
ここで中年カップルに抜かれたのですが、男性の方に
カ「あれ?コースミスしたんですか??前を走っていて抜いた記憶がないのに後ろから来た。」
この時は疲れで考える余裕がなく、そういえばさっき自分も同じ経験をしたなと思い、
よ「うん、まあそういこともありますよね。」
と答え、視界から消えていきました。
でも後ろからきて抜いていったのは彼らなのにおかしなことを言いますよね、その辺で彼女を待っていたということでしょうか。
なんとかねこ岳頂上です。
景色は雲の中です。
ここだけ直射日光がきつく、だいぶ水を消費してしまいました。
もうがんばりたくもありません。
現在約21km、27km付近にエイドステーションがあるのでそこまでたどり着けば水にありつけます。
もうがんばりたくないので、すぐ前に見える選手のペースに合わせて下り基調のコースをすすみます。
こねこ岳からの意外にきれいな尾根を気持ちよく走っていると、鳴らしている音楽うっとうしかったのか、僕自身の存在がうっとうしかったのか前の選手に道を譲られてしまいました。
仕方ないので頑張って下ります。
ぼくの時計のGPS計測で26km付近、エイドステーションはもうすぐのはずなので最後の一口を飲み干してしまいます。
ねこ岳から下界へ下りてくると温度の上昇で更につらくなります。
多分気温30度を超えていた感じです。
27kmを越えてもエイドステーションが現れる気配はまったくありません。
28kmを越えも現れません。
29km付近でようやく現れました。
命からがらエイドステーションへたどり着くと先ほどの中年カップルがエイドステーションを出るところでした。
仲良しですね。
ここでようやく疑問に思いだしたのですが、自分これ距離がおかしいのはコース間違えたのかしら?まあここで考えても仕方ないのでエイドステーションを後にします。
あと3km弱です。
すぐの坂道で中年カップルが歩いていたので自分も歩きます。
最後にしっかり登らされた後にゴールへ向かいます。
自分はコースミスしているかもしれないので中年カップルの邪魔にならないよう距離を開けて進みます。
でもそんな心配は無用で、彼らの方が下りは圧倒的に速くすぐに見えなくなりました。
4時か29分でゴールです。
なぜか先に会場に戻っていた同行者が撮影してくれました。
ゴール後シャワーを浴びて、自分のGPSの軌跡を確認するとスタート前に見ていたコースマップと明らかに形が違います。
大会のコースマップがこちら。
明らかに右側の形が違います。
あー、やはりこれはやってしまっている、だから前に居るはずの女性が後ろから現れたり、中年カップルと不思議な会話をしたりしたんだ。
なんかちゃんとコースを走った人に対して、コースミスして楽をした自分なんかに順位がついてしまって申し訳ないって気持ちです。
そしていったいどこでコースを間違えてどこでコースに復帰したのだろう?
考えていると、そんな迷ったのもわからないようなコースの目印がだめだ!人を立たせていない運営がだめだ!!と他責志向へ移行していきます。
しまいにはもういい!こんな大会二度と来ない!!もう帰る!!!とさっさと会場を後にしました。
帰りがけに15時でギリギリ営業していたいたこ庵さんで胡桃そばの大盛りを頂きます。
そばにすごくコシがあってとても美味しいのですが、弱った胃に大盛は多すぎました。
帰宅後、社長がはがきを隠していたというプチイベントをこなし、YouTubeで今回参加した大会の過去の動画を見ていると、
あれ?って。
コース自体は変わっているから全体の形は違うけど、
コースミスしたと思っていた箇所が、ぼくのGPSの軌跡と完全に一定しているんですけど。
山を走るのにこんな直線的に走れるの?これ寧ろ大会側の出しているコースマップがおかしくない?という結論に達しました。
いや、この直線的なコースについては行く前から不思議に思っていたのですよ。
これたぶん適当にまっすぐ線を引いてますよね。
いやあ、ぼくはコースミスしていない、前に居るはずの女性が後ろから現れたのはうんこで、中年カップルの言動はたわごとです。
リザルト出てました。
完走179人中22位、これはかなりいいのでわ。
しかもおじさんの部2位、あれおじさんの部1位はすぐ前に、、、中年カップルは同年代だったのか!意地でも抜いておけばよかった!!!
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