さて、今回の山行は御嶽山です。
今回で今シーズン三度目になるのでしょうか。
今回こそはきれいな景色を見たい、風は多少出るようだけど登山指数は最高のA判定、麓の天気予報がお昼辺りに崩れるのが気にはなるけども、きっと快晴なことを信じて向かうことにしました。
午前3時、いつのまにか添い寝していたねろ様に後ろ髪引かれつつ出発します。
名古屋インターから中央道を目指していると
中央道伊北インターより先は冬タイヤ規制をしているようです。
冬タイヤ規制している=雪がたくさん降った、、、これ行くしかないでしょう!
直ちに計画変更、今回御嶽山再チャレンジはやめて、八ヶ岳・唐沢鉱泉から天狗岳をまわって黒百合ヒュッテでビーフシチューを頂き、唐沢鉱泉で温泉に入ってくるというルートに変更しました。
実際、今回の山行を計画している時からどちらに行こうか迷っていたので、ルートなどは問題ないです。
冬タイヤ規制に遭遇したのはもう10年以上前だったのでどんなふうに規制しているのだろう、一度止めておまわりさんが確認するのかな?結構渋滞するのかな??伊北インターを過ぎたら道路も真っ白なのかな???などと考えつつ唐沢鉱泉を目指します。
早朝の中央道はすきすきで快適に走れます。
伊北インターだいぶ手前から制限速度が50km/hになりました。
一車線になりつつインターへ近づくと大きな『一時停止で確認』と書いた看板が出ていました。
確認する人は見当たりません。
前の車は止まらず通過したようです。
えー!どうしよう??と思いつつ通過しました。
通過するときに看板の陰からネクスコが出てきたけど、もう止まれません。
だいたい高速道路の本線で止まるのって怖いですよね。
それにタイヤを確認するのは警察じゃなくてネクスコだったんですね、古い記憶なので間違えました。
まぁ今の強行突破は記憶から消し去ってなかったことにします。
そして伊北インターチェンジを越えたらそこは白銀の世界、、、ではなくそれまでと同じ、きれいに除雪された黒の世界でした。
無事、冬タイヤ規制を強行突破し、雪の積もってない高速道路を走り諏訪インターチェンジで下ります。
唐沢鉱泉を目指し、縄文の道へ入ったあたりから道路に積雪が出てきました。
とはいえ縄文の道は別荘地三井の森へ行く道でもあるので除雪されていてとても走りやすいです。
三井の森の別荘は、今なら中古物件が600万円からあるようです。
三井の森を通過すると突然道路状況が悪くなりました。
凍結で滑るというより、深い轍で雪が引っかかるという感じで坂道を上れなくなってしまいました。
滑るわけではないので、一度バックで下がって勢いをつければ前に出ることができます。
それでなんとか後続車に迷惑をかけない空きスペースに車を停め、タイヤチェーンを巻くことにしました。
もう二度目なので慣れたものです。
ただタイヤハウスの奥で作業するのに真っ暗なのでランタン的な灯りがあったらいいですね、次回から用意することにします。
タイヤチェーンさえつけてしまえば多少の轍や凍結路も平気です。
軽快に走り出しました。
が、100mも走らないうちにこれです。
ここはもうチェーンを巻こうが四輪駆動だろうが普通乗用車には無理な世界です。
そして唐沢鉱泉は冬季休業です。
いろいろ計画がくるっていくわけです。
轍を見るとちょこっと突っ込んでみた人もいるようですね。
ぼくは直ちに諦めて先ほどの空きスペースまでバックで戻ります。
ここに停めて歩いて登山口を目指すことにします。
そして第二にして最大の問題が発生しました。
いえ、発生していることにようやく気付きました。
そうです、登山靴を忘れました。
今履いているのはスノーブーツです。
ランニングシューズならまだしも、スノーブーツではゆるゆるで登山道など歩けるわけありません。
いやぁ、いつかやると思っていたんですよね、登山靴忘れ。
今日でした。
次回からは靴だけは出発時に積み込物ではなく、前日から積み込むことにします。
どうしよう、帰ろうかな?とも思ったのですが、ここから登山口の唐沢鉱泉までは普段なら車で行けるような林道です。
林道歩きならなんとかいけるかも。
いけそうです。
急勾配じゃなければ大丈夫そうなので、今日は登山ではなく林道歩きを楽しむことにします。
出発です。
足跡の付いていない雪道を歩くのはとても楽しいです。
つらいけど。
唐沢鉱泉までは3.5kmです。
数百メートル歩いて振り向くと向こうの山が朝焼けで赤く染まっています。
モルゲンロートですね。
今日はなんかつらいです。
前回の将ぎ頭山のときもそうだったけど、前日にローラー台練習をすると雪の上りがやけにつらいです。
同じ筋肉を使うということでしょうか。
今度から登山の前日はローラー台じゃなく軽いランニングくらいにしておくことにします。
いい感じの木々の中、黙々と進みます。
足跡はぼくのだけ。
歩き始めて一時間ほどで多少眺望のいい場所に出たので、セルフタイマーを使って記念撮影です。
一時間半ほどで唐沢鉱泉の建物が見えてきました。
奥に見えるのが西天狗岳、かもしれない。
唐沢鉱泉到着です。
温度計がマイナス11度くらいを指しているようです。
そこまで寒さを感じません。
うそです、とても寒いです。
手袋をとっていると痺れてきます。
そんな極寒の中、恐竜を作っておきました。
雪質のせいかあまりきれいに作れませんでした。
ここで引き返すのもあれですし、林道がもうちょっと続いていたはずなので行ってみることにします。
源泉だそうです。
温かくはないです。
さらに進みます。
雪の重みで木が傾いて道が塞がれていますが、林道は続いています。
通ったことが無かったらわかりませんでしたね。
天狗岳へ行く道です。
行きたいけど今日は無理です。
せっかくなので前回通った時に気になった、ナメ滝を目指すことにします。
結構な急斜面を進み、結局見つけられませんでした。
後で調べてわかったのですが、ナメ滝にはたどり着いていたけど雪に埋もれて見えていなかっただけなようです。
これだけ急斜面を行けたのなら、もしかして黒百合ヒュッテまで行けるんじゃないの?と思ってチャレンジしてみることにします。
いや、無理ですね、スノーブーツでは上りはなんとか行けても帰りが危険そうなので、あきらめて帰ることにします。
先ほどの端まで戻ってきました。
デポしておいソリを回収して下山です。
山には上っていないので下山じゃないですね、帰路です。
正面には中央アルプスや御岳山が見えているようです。
雲がかかっているようなで、あちらへ登った人たちは眺望なしですね。
途中分岐があって、分岐の先に八方台という場所があるので行ってみることにします。
八方というと360度眺望良かったりするのでしょうか。
あまり期待せずに向かいます。
途中、入笠山などの低い山の向こうに南アルプス、たぶん甲斐駒ヶ岳あたりがいるはずですが雲に隠れています。
見えました。
あそこが八方台のようです。
着きました。
期待していたほどの物でもないです。
諏訪方面です。
小さい山脈の向こうに中央アルプス、、、だと思います。
やはり高い山は雲の中ですね。
振り向くと八ヶ岳もすっかり雲の中です。
これ、靴を忘れて上れなかったがぼくが勝ちですね。
うそです。
完全に負けです。
負け惜しみです。
さて来た道を戻って帰ります。
分岐から進入しようとした轍が10mくらい伸びていました。
でも結局諦めたようです。
駐車車両が増えていました。
チェーンを巻いているので、10m轍を伸長したのはこのエクストレイルでしょう。
多少車高が高いくらいでは無理なんですね。
あの道を走破するには本格オフロード車が必要なようです。
帰りの高速では諏訪サービスエリアのレストランへ。
やはり八ヶ岳は全体的に雲がかかっている様です。
こちらの北アルプスには雲がかかっていないようです。
今日はこちらが正解だったようですね。
まあいずれにしろ、僕は靴がなかったですが。
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