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継子岳リベンジ

今回の山行は御嶽山の外輪山である継子岳へ行ってきました。

 

継子岳と言えばそう、今年の積雪期にチャレンジしたものの、頂上手前であまりの斜度に恐怖を感じ撤退した山です。

 

いつかはちゃんと登頂せねばということで、満を持して行ってきました。

 

今回は登山もそうですが、登山口のチャオ御岳スキー場周辺で毎年この時期二週間だけ売りに出されるという、希少価値の高いとうもろこしを購入するのも目的の一つ、いえ、メインの目的と言っても過言ではないので、下山の想定をお昼に設定しました。

 

というこで、自宅出発を深夜の12時。

 

社長は居間で大の字で寝ています。

 

ねろ様のさみし気に見つめる視線に後ろ髪引かれつつ、社長を起こさないようにコソッと出かけます。

 

深夜の高速を走ること約3時間、チャオ御岳スキー場に到着です。

近所のガソリンスタンドで給油してきたので、約180km。

 

ちなみにガソリンは1L180円でした。

 

思いのほか寒くないですね。

 

ここは真夏の避暑高地合宿でも使うところなので、凍えるくらい寒いかと思いましたが、半袖短パンでちょっと肌寒いかな?って程度でした。

午前3時、暗闇の中を歩きだします。

今は廃墟となったチャオスキー場の施設の間を縫っていきます。

 

深夜だけになにか出そうな雰囲気です。

 

写真がぶれているのは霊的なものではなく、同行のおばさんの撮影テクニックでしょう。

ゲレンデを一時間弱上り、ようやく登山ぽいルートに。

 

まだ真っ暗です。

 

このコースはすごく人気のないコースの様で、登山道はだいぶ荒れていたけど迷うこともなく進めました。

 

積雪期に来たときはまったく登山道がわからずスマホの登山アプリで登山道と自分の現在地を一致させながら道なのか道じゃないのかよくわからないところを進むみたいな感じでした。

30分ほどでほかのルートからの合流地点です。

 

ここも積雪時の時は、散々迷いながら何時間もかけてたどり着いた気がします。

 

この先は断念地点まで難所はなかった記憶でしたが、今回通ってみたらかなりの斜度、樹木があってひらけていないから平気だけど、よくこんなところ雪の中登ったなって感じでした。

 

気づくと辺りは明るくなってきていました。

山肌がオレンジ色に染まります。

日が昇りました。

 

ナイトハイクは睡魔との戦いになるけども、日の出を見れるのがいいですね。

 

夕焼けを見るのは宿泊が必要になってくるけど、いつかやってみたいです。

前回見ることができなかった、継子岳の山頂が見えてきました。

 

あとちょっとです。

なにやらよくわからない山も見えています。

 

左の方から登って摩利支天乗越、そこから右へ移動して摩利支天山だそうです。

 

左のガスの奥に見えているのは剣が峰ですね。

継子岳登頂です。

 

だれかがタオルを落としていったようです。

 

風速10m/s予報で結構吹いているので、さすがに半袖短パンでは寒いです。

 

上着を着て五の池小屋を目指します。

 

五の池小屋にはおしゃれな喫茶店があって、ケーキセットなども食べられるそうです。

 

でも開店が午前10時からなので、ぼくらは今回はお邪魔できませんでした。

五の池小屋へ向かう途中に見える四の池はほぼ干からびています。

午前6時、五の池小屋到着です。

 

左からトイレ、喫茶店、宿泊みたいな感じでしょうか。

 

建物前のテラスで五の池と御嶽山を眺めがらケーキセットを食べられたら素敵ですね。

まあ、五の池も干からびていますが。

 

なんかここの山小屋、僕が唯一泊ったことがある富士山山頂の山小屋とはぜんぜん違いますね。

 

富士山山頂の山小屋は、客なんてまったくいないのに30cm幅くらいの湿った布団できつきつで寝かされたし、トイレは汚くてものすごい臭いだし、無駄に店員が10人くらいいて、どいつもこいつも不愛想な中高年男性でした。

 

こちらの山小屋は、宿泊施設は見れなかったけど、店員さんは若い男の子と女の子、大学生でしょうか、トイレもきれいで全然臭わないし、喫茶店には薪ストーブなんかあって、すべてがキラキラしていました。

 

えらい違いですね。

 

ちなみに帰りがけ、無理とは思いつつ喫茶を利用できないか聞いてみたら、、、いえ、同行者に聞きにいかせたらきっぱり断られました。

 

キラキラしていても厳しいですね。

次は摩利支天山を目指します。

 

奥に見えるのは三の池です。

 

水がとてもきれいです。

 

御嶽山の写真を見ると、必ず写ってるくらいのビューポイントです。

 

右側に真新しい熊出没注意の立て看板が。

 

ちょっと怖いですね。

20分ほどで摩利支天乗越。

 

なんか雰囲気がガラッと変わりました。

ここから摩利支天山を目指して稜線歩き。

 

奥には雲の中に剣が峰と、、、継母岳でしょうか。

なんか道がおかしいなと思いつつ突き進んでいると、行き過ぎてました。

 

この時は気づいてなかったけど、右に小さな虹の様なものがあります。

折角なので記念撮影。

こちらからも撮影。

 

歩いてきた稜線がきれいに見えます。

 

同行のおばさんがいるあたりに何か立っている様、山アプリの現在地からして、どうやらあそこが摩利支天山頂ですね。

戻ってみると、岩に隠れてコソッと山頂の標識がありました。

 

完全に死角ですね。

 

ぼくらが山頂でくつろいでいる時にも、岩の反対側を通過して通り過ぎようとした人がいました。

頂上から見るとこんな感じです。

 

岩の向こうの登山道からは絶対に見えないです。

 

知る人ぞ知る、みたいな隠れスポットでしょうか。

摩利支天山頂上で休憩しているときに気づきました。

 

ブロッケン現象というらしいです。

 

小さい虹の中に自分の影がうつっています。

 

手を振ると影も手を振ってました。

 

「ヤッホー!」と言ったら無視されました。

 

こだまは居ないようです。

来た道を帰ります。

S字の様に帰る道です。

 

奥に継子岳と継子岳Ⅱ峰。

手前から五の池、五の池小屋、四の池。

そして大人気の三の池です。

 

エメラルドブルーな感じ、泳げそうですね。

 

お腹が空いたのでここでお食事。

 

まだ午前7時半なので朝ご飯ですね。

今日はずっと自分より下に雲が出ていて下界の景色はありませんでした。

 

たまに高い山の先端が顔を出す感じです。

再びの継子岳です。

 

時刻は午前8時半。

 

まだ時間に余裕があるので、同行者がすごく嫌そうな雰囲気ではあるけど、継子岳Ⅱ峰を目指すことにします。

こんなの見たら行くしかないですよね。

継子岳Ⅱ峰からは違う角度で剣が峰と摩利支天乗越が見られました。

 

摩利支天山は完全に雲の中です。

まだ開店前の五の池小屋も見えてます。

乗鞍、穂高、槍ヶ岳でしょうか。

 

知らんけど。

 

さて、満足したので帰ります。

 

今日のメインはトウモロコシの購入ですから。

 

再び継子岳へ。

登っている時は、これ絶対下りるときの方が怖いよな、滑落しないように気を付けないとな、と思っていましたが、意外に大したことなくサクサク下れました。

 

まあ滑落は一度しましたが。

無事下山後、ちょっと苦労してとうもろこしをゲット。

 

平日なのでとうもろこし販売もあまり行っていなかったようです。

 

今年のとうもろこしはちょっと小ぶりで味もちょっとあれな感じで期待していただけに残念でした。

 

まあそれでも相当美味しいのですけども。