出場してきました、久しぶりのスポーツの大会です。
往復20km、経ヶ岳の山頂標高2296mまで行って戻ってくるというイベントです。
流石にアイアンマン 出場のようなワクワク感はありませんね。
でも久しぶりの大会なのでできるだけ準備はしようと結構頑張っていたのですが、春先に思いっきり体調を崩して、といっても日常生活には支障ありませんが運動するとちょっと辛いので全然思い通りに練習できませんでした。
時間はどれくらいかかるのか全く想像がつかないのですが、なんか速い人は2時間半くらいで走ってしまうようです。
そういう次元の違うところを参考にしても仕方ないので、時間はともかく順位を真ん中あたり、男性出場293人らしいので145位?くらいを目標にしておきました。
本気のトレイルランの人は色々おかしいのでそんな感じでいいんです。
実は、なんとなくコース下見したいよね、ってことで大会3日前に試走にきました。
大会の時は一生懸命頑張るので写真撮れないですしね。
試走はあまり疲れを残さずにのんびり走って5時間弱。
その時の運動強度からして余裕で1時間は縮められと思ったので、時間の目標を4時間切りとしました。
会場へ向かいます。
ここはレースでも通るので、ラストは颯爽と駆け抜けたいものです。
この辺りのゆるキャラで、まっくんというそうです。
サイズからして背の低い女性が入っていそうで、夏日のなかつらそうな感じでした。
付き添いで若い女の子が二人ついていましたが、交代要員でしょうか。
スタート8分前。
会場では招待選手のインタビューとかしているようです。
10時30分スタート。
前の方の人はものすごい勢いで飛び出していきました。
ぼくらは最後尾からマイペースでいきます。
最初の数kmはこんな感じで舗装路の上り。
山に近づくにつれ、勾配がじわじわきつくなっていきます。
すでに歩き始めている人も。
最後尾から走り始めたのに、なぜかたまに抜かれたりします。
抜かれたら抜き返したくなるやつでしょうか。
まぁそういう人には惑わされないように自分のペース、というか強度でたんたんと走ります。
実際は周りに人がいっぱいいます。
男女合わせて330人くらいの出場で、この時ですでに、たぶん、、、200人くらいは抜いているでしょうか。
登山道直前はこんな感じ。
結構歩いてます。
最初で使い切ってしまったのでしょうか。
ここで歩いてたらもう頂上まで走るとこないよ!とおもいつつ抜かしていきます。
試走をしていなかったら、ぼくも無理して出し切ってたかもですね、試走大事。
ようやく山道突入。
いきなりこんな感じ。
試走時はここからも走っていけたのですが、今日は人が詰まっていて後ろについて歩くしかありません。
この辺りでたぶん、、、男性293人中40位くらい?
前が空いていればもうちょっとペースを上げれるけど、前の人を抜くほどのペースアップはできません。
ですので前の人が更に前の人に付いていけなくて後ろの人に道を譲るか、疲れて脇にそれて休むか、背後にべた付の僕の熱い息遣いのプレッシャーに負けて道を譲るかしか自分のペースに持ち込む方法はありません。
道幅はほぼ一人分しかなくて、これ転んだら確実に落ちますよね、って感じの登山道がずーっと続きます。
なのに、トレイルランナーの人は「ここ、転んでも大してケガしないよね。」などと会話していました。
わけがわかりません。
『大したケガ』の言葉の定義から議論が必要なレベルです。
そんな中でもたまに無理すれば抜ける箇所があるので、そういうところを見つけては無理やり抜くを繰り返し、頂上まで10人くらい抜いたでしょうか。
頂上。
2時間6分経過。
あれ?これ4時間切るところか3時間30分いけるんじゃない?ってことで目標を3時間30分に変更。
下りも試走時にところどころある危険個所以外は、気持ちよく走れることを確認済みなので結構がんばってくだります。
結構な勢いで走っているつもりでも、後ろからものすごい足音をさせながらものすごい勢いで近づいてくる人がいるので、気づいたらすぐに脇へ寄って譲ります。
やはりトレイルランナーの下りの勢いは全然違いますね。
それでも抜かれたのは3人?だったかな。
満足な結果です。
第二エイドステーションの仲仙寺。
あ、ちなみに第一エイドは最初の登山道へ入る前なので、山道区画はエイドステーションなし。
そりゃそうですよね、設置しようと思ったらボランティアの人が水や食料をもって登山しなきゃいけない。
わかっていたことだし、試走時水1.5リットルでは全然足りなかったことも踏まえ、水1.5リットル。
最初のエイドまでは水を控え、最初のエイドでしっかり補給、仲仙寺のエイドまで水を節約して耐える、という作戦を立てたのですが、なぜかしっかり水が余りました。
たぶん、活動時間の問題でしょうね、試走時は4時間58分、今回は3時間23分なので。
そんな感じなので、中仙寺のエイドステーションでは止まることなく通過します。
ここから4km。
下り基調の舗装路です。
がんばっていると、すぐに前方に二人見えます。
抜きます。
さらにがんばっているとはるか前方に人影が三つ見えます。
さすがに追い付かんよね、と思いつつじわじわ差を詰めます。
二つの人影が突然立ち止まります。
どうやら脚がつったようです。
いただきだな( ̄ー ̄)ニヤリと一気に差を詰めると気配に気づき復活なされました。
まぁそうですよね、トレイルランなのに舗装路で順位を落とすなんて嫌ですよね。
気持ちはわかるので無理せずに自分のペースで、、、嘘です、抜く気満々でがんばるけど前走者も抜かれたくない一心でがんばってるようです。
そのかいあってか、僕の前の脚がつってた人はその前の脚がつってた人を抜きました。
そうなるとぼくも僕の前の脚がつってた人のその前の脚がつってた人はパスしたいです。
でも、僕の前の脚がつってた人のその前の脚がつってた人も、僕の前の脚がつってた人に抜かれたことにより頑張り始めました。
残り1kmのとこからまさかのデッドヒートです。
サイドバイサイドです。
最後の下りを利用して力を出し切ります。
僕の前の脚がつってた人のその前の脚がつってた人はなんとか突き放すことができました。
あとは僕の前の脚がつってた人です。
彼の背中からは絶対にぬかれまい!という断固たる決意が感じられます。
それでもじわじわ縮めて、ゴールの公園に入ったところでこのままデッドヒートのままゴールしてもなんかあれだな、と思いスピードを緩め、それぞれで単独で写真を撮ってもらえる間隔をあけてゴール。
なんか、、、、意外に疲労感少なめ。
上りで頑張りけれなかったのがむしろよかったのでしょうか。
記録証をいただいてる時に隣に僕の前の脚がつってた人のその前の脚がつってた人が。
よ「最後の最後になんかすいません。」
僕の前の脚がつってた人のその前の脚がつってた人「いやぁ、つらかったですねー!」
よ「そうですねー、えへへへ。」
いただいた記録証を見ると
そして順位男性31位?
女性が前に2人入っているようなので、総合で33位ってことかしら。
想定の真ん中くらいよりだいぶいい順位ですが今年はレベルが低い感じなのでしょうか。
周りのタイムはこんな感じです。、
ふむふむ、前の人は30代で4秒速いのかう、後ろの人は、、、( ゚д゚)ハッ!50代!!
ここも4秒差。
なんかお話ししたときに、もしかしたら50代かな?60代にも見えるけど50代だったらゴール直前に抜いて年代順位3位を盗られたなどと思っていますよねきっと。
なんかすいません。
まあ、過ぎてしまったことは仕方ありません。
次回頑張ってください。
こちらはカバンを置いて忘れ物を取りに戻って、カバンが無くなった!とさわぐ社長です。
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