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継子岳(御岳)撤退

3月15日水曜日、もう雪山シーズンも終わりな感じの今日、目指すのは継子岳。

 

標高2858.9m。

登るのは休業中のチャオスキー場から。

 

ここは、夏場の高地トレーニングでも利用させてもらっています。

 

ここからのルートはあまり人気がないようで、ほとんどの人が濁河温泉のほうから登っているようです。

 

ぼくもそちらから登りたいんだけど、この時期濁河温泉の登山口へたどり着くのは、四輪駆動車じゃないといけなさそう。

 

ということで、人気のないチャオルートから登ります。

 

チャオスキー場までは、この時期しっかり除雪がされていて、道中の不安待ったなくなし。

人のいないゲレンデには歩いて登ってスノーボードで下りてきたような足跡が一人分。

 

登山口は見つからないので、適当にゲレンデを登る。

今日のお供はピンクの人食い熊グルーミーと、帰りに滑って降りるためのソリ。

 

この時期にこんなバホバホの雪を味わえるとわ。

一時間ほどでゴンドラ終点へ。

 

ここからようやく登山道。

でも登山口が見つからない。

 

人気ないせいか、案内が全然ない。

 

かろうじてピンクのテープが見つかり突き進む。

 

 

同行者に「ほかの人の登山記録の軌跡と違うよ」

 

と言われても、ヤマレコ様はここがルートだと言ってるし、その人がおかしいんじゃない?ってことで、スマホのGPSでルートを確認しながら進む。

 

今思えばこの時しっかり話を聞くべきだった。いや、自分でしっかり下調べしておくべきだった、登山アプリに地図をダウンロードして安心してた。

 

山には夏道と積雪期の冬道ってのがあるんですね。

道がまったくわからないので、なんとなく道っぽいからこれだろうなーと突き進み、アプリで確認するとルートからずれてる。

 

その都度修正しながら、

なんとか森林限界へ。

 

めっちゃいい天気。

 

気温は氷点下なのだろうけど、直射日光がきつくて、汗の染みた服が、熱せられて乾燥機から出したばかりのような匂いがする。

 

ここからならまっすぐ頂上を目指せばいいはず。

振り向くと乗鞍。たぶん。

結構な斜度。

 

プッ!ヘルメット、、、あ、ここは要るとこか。買わねば。

 

ここからはこの急勾配が頂上まで。

 

振り向くと恐怖で動けなくなるので、上だけ見てがむしゃらに上る。

頂上まであと数百メートルってとこで、あまりの恐怖とスノーシューでは爪がきかなくなってきたので撤退を決意。

足跡は僕らのものだけ。

 

あとちょっとだけど、どうしてもあそこはこえられなかった。

 

 下りも怖い。

 

滑落しないよう細心の注意で後ろ向きで下りる。

からの滑落。

 

ではなく、滑ったほうが早いんじゃない?ってことで滑ってみた。

 

楽しいけど、谷へ吸い込まれていって、行くべきルートから離れていってしまう。

 

ある程度下りて、勾配が多少緩んだところで休憩。

緩いとはいえ怖いですけど。

 

気温は低いけど、直射日光がきつくて背中が熱い。

 

ここで反省会。

 

なぜ登れなかったのか。

 

ここで再浮上する、ほかの人の登山記録。

 

もしかして自分の見ていたルートは夏にしか利用しないルートで、冬は夏ルートとはちがう登りやすいルートが存在するのでは?

 

そうかもしれん、だからこんなところそもそも登れるはずないんだわ。

 

ここから横へ移動していったら、冬ルートに行けるんじゃない?

 

じゃあ、行ってみよう。

これくらいの斜度ならぜんぜん怖くないんですけどね。

このときはぜんぜん気づいてなかったんだけど、顔が日焼けで真っ赤に。

見上げると、、、やっぱりこの辺からのほうが登りやすかったかな、あまり変わらんのかな。

きれいなシュパカブラ。みたいな名前のやつ。

この時期まさかのパウダースノーでの尻ソリ。の軌跡。

 

次回はこのルートで登ろうと、ルート確認しながら下山。

最後は恒例になった恐竜作り。

 

登頂できないのは悔しいので、また近いうちに来ます。

 

ここなら四月くらいまで、雪山を楽しめそうですね。

山行から二日経つけど顔の赤みが引かず。

 

さすが太陽に近いと日焼けも厳しいですね。