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越百山

行ってきました雪山シリーズ、今回はちょっとチャレンジングな感じで、岐阜県の越百山。

標高2614m。

いきなりの高山である。

まあでも登山用の上着も買って、寒さ対応レベルが多少上がってるし、この山、10年くらい前で、なおかつ夏だったけど、普通に登って縦走して下りてきたことあるし、、、まあ、時間的に無理だったら撤退すればいいや!って軽い気持ちで。

結果から先に言いますと、全然無理でした。

この手の高山に登ってた時は、朝5時とか6時とかスタートしてた。

なぜか今回は7時で大丈夫だと考えてしまった。

今思えば朝4時には登り始めないと無理ですね。
駐車場までの道が通行止めなので路駐。

他に車なし。

水曜日だからなのか、人気ないからなのか。
歩き始めるとすぐ滝が凍ってる。

大喜びしてたら
もっとすごいのがあらわれた。

なんか今回の山は急登と積雪で疲労困憊、あまり写真など撮っている余裕がなく、
ここで断念、心も身体も尽きた。

体力使い果たしたので、楽なはずのくだりでもフラフラ。

何度もひっくり返りながら下ってる途中、雪の中に隠れてた枝に引っかかり、前のめりに数メーターころがり落ちて、顔面を木に激突。

デコを強打したので、これ流血かな?と触ってみるも血は付かずに木の皮だろうか?茶色いなにかだけついているようなので、たいしたことないか、と同行人を見ると何も言わずに見守っている。

いや、ここ写真撮るとこでしょう。

ちょっと頭痛いけど、構わず下り続ける。

相変わらずフラフラ転がりながら。

途中、風を防げるとこで休憩、ご飯とコーヒーでくつろぐ。

あまり休みすぎると寒くなるので、また気をつけて下る。

登山道も残すところあと少しのとこで、また雪の中の枝に引っかかり滑落しそうになる。

今度は木に顔じゃなく身体が引っかかる。

今度こそ写真撮るでしょう!と木に引っかかったままジッとして待つ。

ちょっと待って後方の同行者を見ると、、、カメラを構えてない。

(・д・)チッ

よ「こんなシャッターチャンス、なんで撮らんの!」

同「そんな余裕ないわ!」

いや、黙って眺めてたじゃん、今。

ガッカリしながら残りの登山道をクリア。

駐車場までの林道も積雪が多いのでスノーシューで楽しんで歩く。

すると前方からすごい音を立てながら除雪車が、、、このタイミングかよ。

雪を全部持っていかれてしまった。

仕方なくスノーシューを外し、凍結したツルツルした道路を転びそうになりながら歩く。

何気にカーブミラーに映る自分を見ると、、、Σ(゚д゚) エッ!?
よ「えっ!流血してる!!」

同「そうなのよ。」

よ「えっ!!なんで教えてくれないの??」

同「ほら、そういうの聞いたら混乱する人いるでしょう、だから言わないようにしてるの。旦那が青い顔しててもその時は言わずに様子を見て、後で言うの。」

よ「はぁー?それって交通事故で足がちぎれた人が痛みは麻痺してわからんけど、見物人に、うわー脚がちぎれてる!て聞かされたらショックで死んじゃうってやつ?」

同「そうそれ。」

よ「そんなわけあるか!じゃあなに?顔に血をつけてるやつと普通に歩きながら会話して、普通にご飯食べてたの?」

同「うんそう。」

よ「言ってよ!すぐ言ってよ!顔から血が出てる時も、青い顔してる時も、お尻にうんこがついてる時も、鼻毛が出てる時もすぐ言ってよ!!」

同「うんそうするわ。」

よ「あ、でも脚がちぎれてる時は言わないでね。」