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IRONMAN CALIFORNIAその3

慣れない左ハンドルに狭い車線、明らかに制限速度以上の速い流れに心底疲れ切り、陽もどっぷり沈んだ後、ようやく真っ暗なサクラメントの宿に到着。

なんか毎回感じるけどこちらの制限速度って、日本と違って結構攻め攻めな設定なんですよね。

ハイウェイとか普通に75マイルとか、片側一車線の対抗通行の田舎道でも65マイルとか。

流れに乗ると大体メーター読みで10マイルプラスくらいで流れてたり。

慣れるまですごい怖い。

予約した宿は、観光地オールドサクラメントから数キロ離れたホテル、というかモーテル街。

陽が沈んだ後とはいえなんか暗いな。

あ、宿の口コミにもあった様にホームレスがいる。3人ほど。

この辺は暗いし治安が悪いのかな?

事前調査ではアメリカの都市部はかなりホームレスが多くなってて、サンフランシスコの街の一部はホームレスや、昼間からヤク中がうろついてたりとか歩くのが危険だとか。

サクラメントは流石にそんなことはないだろう。

なんか暗い予約した宿のフロントへ行くと、、、なんかホテルの日というより警備員みたいな格好をした女性。

「予約をしてあります」とエクスペディアの予約確認のメールを印刷したものを見せると、「今休業中だ、エクスペディアに問い合わせてみろ」と、、、
もう、途方に暮れるとはまさしくこのこと。

いや、記念撮影なんかしてる場合ではないんだけど。

メールを確認しても、特にエクスペディアから予約取り消しみたいなメールも来てない。

これ、とりあえずエクスペディアになんとかしてもらわな!この宿の当日キャンセル料とかも払わされてもかなわないし。てことでとりあえずエクスペディアのアプリのチャットで問い合わせ。

事情を伝えると担当から電話をかけてくると。

待つこと十数分でアメリカの番号から電話がかかってきたんだけど、なぜか取ると切れる。

かけ直そうとすると、この電話は使われておりませんみたいなことを英語で言ってくる。

それを数回繰り返すと電話もかかってこなくなる。

もうこうなったら宿は自分で探して、キャンセル料については後で確認しよってことで、宿探し。エクスペディアで。

参加者3000人弱の大会が開催されるのに、意外に宿は空いている。

この近所に2軒と街の方1軒。

この辺は暗いし、ホームレスが居るし、治安悪そうだから街の方にしようって。

ゴールから近くなるしって。

間違ってました。

街に行くと、道の両サイドびっしりホームレスのテントがあったり、宿に着いたら受付の若いにいちゃん、タトゥーだらけだったり。

それでも今更、他へ行く体力も気力もないしチェックインして即就寝。

早朝目が覚めると、疲れ切って寝る前には気にならなかった外からの車の音が気になる。

交差点に建っているので、信号待ちからの加速音、改造車が結構居て爆音をたてていくし、大音量で音楽を流す車の信号待ち、これもかなり居た。

昨夜はまともにご飯を食べていないので、これも事前にチェックしておいた朝ご飯屋さんへ。

1キロちょっとなので歩いて行くと、街にはひとけがない。

車は走ってるんだけど、歩道を歩いている人はほぼいない。

多少居る。

ホームレスが。

ヤク中も居た。

完全におかしな表情でブツブツ言いながら歩く。

目を合わせない様に黙々と歩く。

そして着いたのが、、、あれ、写真撮ってなかった。

https://www.crepeville.com/

食べたのが、
これ、ミッドタウンベネディクト。

まあ写真を見せて、これ!って頼んだんだけど。

これとカフェラテで、3667円、、、朝ごはんで4000円弱って、リゾートでもなかなかないですよね、恐るべしカリフォルニアと円安。

朝ごはんを食べたら、大会の受付へ
続いて必須の説明会、と言っても出欠チェックとかはなし、自己責任でどこでしょうか。

説明会を待つ間、よくありそうなモニュメントで記念撮影。
結構並んでる。

みんな撮りたいですよね。

並んでる間に、前のおじさんとお互い撮りあおってことでお願いすると
縁っこきりやがった。

とんでもない能無しである。

説明会後はちんちん電車で一旦宿へ。
自転車を組んで、車で郊外のショッピングモールまで移動してちょこっとコースの試走。
道が悪い。

いいとこはいいんだけど、荒れている箇所が、危険を感じるくらい悪い。

ちょうど大会関係の車が何台か路駐してるから何してるのかな?と思ったら危険箇所にオレンジのスプレーしてた。

その区間はスプレーだらけ。気をつけないと。

試走を終えると、ショッピングモールで買い出し。

ネロ様のお土産と、晩御飯を入手。

アメリカのスーパーって楽しいですよね。

あれ、考えてみたら外食は1日1回づつしかしてないな。

夜は危険ぽいのでなるべく外出はせずに、早々にベッドに入り、車の加速の爆音と大音量の音楽に苦しみながら眠りにつく。

つづく。