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伊吹山接待

昨日の権現山に続き、本日は伊吹山へ接待登山。

僕に触発されてスノーシューを購入してしまったお二人。



お二人ともアラフィフとは思えない行動力とお茶目さ。

確認してた時はずーっとCだったてんくら登山指数、前日になって突然のA判定。

山の天気は変わりやすい。

天気もいい、登山指数もAとなると登山者もすごいだろうなと思っていたら、たぶん僕史上1番くらいの登山者数。

駐車場もギリギリだった。



登山届を出し、入山協力金1人300円を納め登山口へ。

登山自粛の看板が。

この時あまり深く考えずに入山してしまったけど、帰って調べると年始に起きた雪崩のため、現在入山自粛要請をしているらしい。



知らなかったとはいえ、よく考えずに入山してしまったことを深く反省。

自粛要請解除されるまで、伊吹山へ行くのはやめておきます。

とはいえ後の祭り。

登山開始。

一合目までは林の中の細い登山道。

すでに人が多い。

次々とファミリーやカップルをパス。

一合目からはスキー場のようなところを歩く。

辺り一面の雪だけど、土曜日に登ったであろう多数の登山者の足跡でしっかり踏み固められ、スノーシューもいらないくらい。

そこはせっかくのスノーシューなので人の歩いていないところを選んで汗だくで歩く。




接待とはいえ優しくはないです、遅れたものはおいていきます。



うん、綺麗な伊吹ブルー。



道なき道を行きます。

それが雪山ハイクの醍醐味。



三合目付近から山頂を見上げる。

ガスがかかってる。

けど、つぶつぶの人が多数見えてる。

人多い。



五合目。

さらにガスが。

これは登頂後即下山だな。Aなのに。
ガスの中を人の足跡のないとこを一心不乱に進む。

周りに人の気配がなくなる。

だんだん斜度がキツくなる。

YouTubeで勉強した急登ラッセルの仕方、膝を雪にズボッと突っ込んでそこをスノーシューで踏み固めて登る、を一心不乱に繰り返す。

ガスで下も上も見えない。

地図アプリで見るとあと少し、10mか20mくらいか。

そこで一気に晴れるガス。

広がる青空。

知らされる居場所。

凍るつく身体。

こ!ここは!!崖じゃん。

上を見るとそりかえってるし、下を見ると、、、見たくない。

見えなければ頑張れたけど、見えちゃったら恐怖で身体が固まって、上がるのも無理、下りるのも無理。

ほんの数十メートル横を見ると大勢の人が歩いてるまーまーの斜度、といっても急登と言われている登山ルート。

なんとかあそこへ移動したい。

聞こえてくる楽しげな話し声。

殺意が湧く。

そういえば最近雪崩があったな、そう考えたら目の前にそそり立つ雪が今にも襲ってきそうに見える。

恐怖と戦いつつじわじわと横へ移動。

登山道まで移動すると、、、なにこれイージーすぎる。

四つん這いじゃなく、普通に歩いて移動できる。

怖った。

怖すぎた。

そこからは歩いて1分ほどで頂上へ。

当然先に登頂している二人と合流。

長いことお待たせしてすいません。




からの頂上散歩。

こんな晴れるならお食事セットもってこればよかった。



帰り際、自分のトレース確認。



いや、ほんと無事でよかった。

自分だけならまだしも、雪崩を起こしてたら大勢の人に迷惑かけてた。しかも登山自粛要請中に。

とはいえ後の祭り、下山はみんなで楽しく走りながら転がりながら帰りました。